花粉の季節になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどに悩まされ、「食事で少しでも体調を整えたい」と感じる方は多いはずです。
和歌山県原産の希少な柑橘「じゃばら」は、独特の香りと強い酸味を持ち、近年はその成分が注目されることで、花粉症対策としてもメディアや口コミで話題になっています。
とくに自家製ジャムにすることで、毎日の朝食や間食に無理なく取り入れやすく、継続しやすい点が大きな魅力です。
本記事では、基本のじゃばらジャムの作り方を中心に、皮を使ったマーマレード風アレンジ、砂糖控えめのはちみつ漬け、飲み物にも使えるシロップまで幅広く紹介します。
初めてじゃばらを扱う方でも失敗しにくいポイントを押さえながら、日常に取り入れやすい実践的なレシピをまとめました。
1. じゃばらジャムとは?

じゃばらは、独特で爽やかな香りとキリッとした強い酸味を持つ希少な柑橘で、果汁だけでなく皮にも有用な成分が豊富に含まれている点が大きな特徴です。
そのままでは酸味が強く感じやすい果実ですが、ジャムに加工することで風味がまろやかになり、甘酸っぱい味わいとして楽しめます。
さらに、保存性が高まり、パンやヨーグルト、飲み物などに少量ずつ使えるため、毎日の食事に無理なく継続して取り入れやすくなります。
2. 基本レシピ:じゃばらジャムの作り方

まずは、皮を使わないシンプルな基本レシピから紹介します。
じゃばら特有の強い酸味や苦味をできるだけ抑えた配合なので、柑橘系ジャムを作るのが初めての方でも挑戦しやすいのが特徴です。
仕上がりは爽やかな酸味とほどよい甘さのバランスが取れており、そのまま食べても料理や飲み物に使ってもクセを感じにくく、家族みんなで楽しみやすい味わいになります。
材料一覧と下ごしらえのポイント
材料(作りやすい分量)
- じゃばら:3〜4個(約300g)
- 砂糖:果肉の重量の50〜60%(甘さ控えめにしたい場合は50%、酸味をやわらげたい場合は60%が目安)
- 水:50ml(焦げ付き防止と果肉をやわらかくするために使用)
果実の大きさや酸味には個体差があるため、砂糖の量は途中で味見をしながら微調整すると、好みに合った仕上がりになります。
下ごしらえのポイント
- 表面の汚れやワックスを落とすため、皮ごと流水で丁寧によく洗う
- 半分に切って種を取り除く(とろみを安定させたい場合は、種をお茶パックやガーゼに包んで一緒に煮ると自然なとろみが出やすい)
- 果汁はしっかり絞り、果肉は繊維を断つように細かく刻むと、なめらかな口当たりに仕上がる
下ごしらえを丁寧に行うことで、えぐみや苦味が出にくくなり、完成後の風味が大きく変わります。
作り方手順と保存方法
- 鍋に果汁・刻んだ果肉・水を入れて中火にかけ、焦げないよう軽く混ぜながら加熱する
- 沸騰したら弱火にし、表面に出てくるアクを丁寧に取り除きながら5〜10分ほど煮る
- 砂糖を数回に分けて加え、完全に溶かしながら弱火で15〜20分ほど煮詰める
- 木べらで鍋底をなぞり、とろみがついてきたら火を止め、熱いうちに清潔な保存瓶に詰める
※冷めるとさらに固さが増すため、ややゆるめの段階で火を止めるのが失敗しないコツです。
保存目安
- 冷蔵保存:2〜3週間(開封後は清潔なスプーンを使用)
- 冷凍保存:1〜2か月(小分け保存すると使いやすい)
3. マーマレード風の応用:皮も使ったじゃばらジャム

じゃばら特有の爽やかで力強い香りを最大限に楽しみたい場合は、果肉だけでなく皮も一緒に使ったマーマレード風のじゃばらジャムがおすすめです。
皮には香り成分が多く含まれているため、仕上がりはより柑橘らしい風味が引き立ち、じゃばらならではの個性をしっかり感じられます。
苦味を抑えるコツと皮の活用レシピ
- 皮はできるだけ細切りにし、繊維を断つようにカットしたうえで下茹でを1〜2回行う
- 下茹で後に茹でこぼすことで、皮に含まれる苦味成分を調整しやすくなり、えぐみの少ない仕上がりになる
- 皮を使う分、甘さは通常の果肉だけのジャムよりやや多めにすると、酸味と苦味のバランスが取りやすく食べやすい
完成したマーマレード風じゃばらジャムは、トーストに塗るだけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、紅茶に加えて香り付けとして使ったりするのもおすすめです。
柑橘の風味が広がり、いつものメニューを手軽にアレンジできます。
4. 人気アレンジ:はちみつ漬け&シロップの作り方

砂糖を控えたい方や、より自然な甘みで仕上げたい方には、はちみつを使ったアレンジも人気があります。
はちみつ特有のコクとやさしい甘さが、じゃばらの強い酸味をまろやかに包み込み、砂糖とはひと味違った風味を楽しめるのが魅力です。
じゃばらシロップと食べ方
基本配合
- じゃばら果汁:100ml
- はちみつ:100〜120g(酸味が強い場合はやや多め、さっぱり仕上げたい場合は100g程度が目安)
材料をよく混ぜ合わせて保存容器に入れ、冷蔵庫で一晩置けば完成です。
時間を置くことで、じゃばらの酸味とはちみつの甘みがなじみ、角の取れたまろやかな味わいになります。
- 炭酸水で割って、爽やかなじゃばらドリンクとして
- お湯割りにして、寒い季節のホットシロップに
- ヨーグルトやパンケーキにかけて、デザートソースとして
このほか、紅茶やアイスティーに加えたり、かき氷のシロップ代わりに使ったりと、アイデア次第で幅広く活用できます。
5. 失敗しないコツ:固さ・酸味・保存のポイント

よくある失敗とその対処法
| 失敗例 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 固まらない | 砂糖が少ない | 砂糖を10%追加して再加熱 |
| 酸味が強すぎる | じゃばらの個体差 | はちみつや砂糖を足す |
| 苦味が出る | 皮の下処理不足 | 下茹で回数を増やす |
| カビが出た | 瓶の殺菌不足 | 熱湯消毒・早めに消費 |
6. まとめ:毎日の食習慣にじゃばらジャムを
花粉症対策としての継続的な取り入れ方
じゃばらジャムは、少量を毎日続けて取り入れることが大切なポイントです。
特定の時期だけ大量に食べるのではなく、無理のない量を習慣として続けることで、季節の変わり目にも体調を整えやすくなります。
- 朝食のトーストやヨーグルトに少量添える
- 炭酸水やお湯に溶かしてドリンクとして摂取する
- 季節が始まる前からの準備食として取り入れる
このように、普段の食事や飲み物に自然に組み込むことで、特別な手間をかけずに継続できます。
自家製じゃばらジャムなら甘さや酸味を好みに調整できるため、家族それぞれのライフスタイルにも合わせやすいのもメリットです。
花粉の季節だけでなく、年間を通して楽しめる保存食として、ぜひ日々の食習慣に取り入れてみてください。


