爽やかな香りとやさしい酸味が魅力のニューサマーオレンジ(別名:日向夏)。
柑橘ジャムの中でもクセが少なく上品な味わいですが、「皮の苦味が心配」「下処理が面倒そう」「ジャム作りは失敗しやすいのでは?」と不安に感じる方も多い果実です。
けれど、ポイントさえ押さえれば特別な道具や技術は不要で、初めてでも驚くほど簡単に仕上がります。
この記事では、下処理をできるだけシンプルにしながら、苦味・固さ・焦げといった失敗を防ぐコツを丁寧に解説した初心者向けレシピを紹介します。
皮あり・皮なしそれぞれの仕上がりの違いや向いている使い方、鍋の種類による加熱管理の考え方、作り置きに便利な保存方法、毎日使いたくなるアレンジアイデアまで、実践目線でまとめました。
簡単&失敗しない!ニューサマーオレンジジャムの材料と下準備

材料と分量:ニューサマーオレンジ・砂糖・レモン果汁
- ニューサマーオレンジ:3個(可食部 約400g)
※果実の大きさにばらつきがあるため、重さで確認すると失敗しにくい。 - 砂糖:200g(果肉の50%目安)
※一般的な甘さ。初めて作る場合はこの割合が最も安定しやすい。 - レモン果汁:大さじ1〜2
※酸味を補い、トロミをつけやすくする役割。市販の果汁でも可。
※甘さ控えめにしたい場合は砂糖40%(約160g)でも作れます。
その場合、さっぱりした仕上がりになりますが、保存性は下がるため冷蔵保存で早めに食べ切るのがおすすめです。
皮あり・皮なしの違いとそれぞれのメリット
- 皮なし苦味が出にくく、下処理も比較的簡単なため失敗しにくいのが特徴。白いワタや薄皮を丁寧に取り除くだけで仕上がりが安定し、クセのないやさしい味わいになります。子ども向けのジャムや、初めてニューサマーオレンジでジャム作りに挑戦する場合に特におすすめです。
- 皮あり柑橘らしい香りとほのかな苦味、コクが加わり、風味に奥行きが出るのが魅力。皮を細く刻み、下茹でなどの下処理をしっかり行えば苦味を抑えられ、大人向けのマーマレード風ジャムに仕上がります。トーストやチーズとの相性を重視したい場合にも向いています。
作り方ステップ:初心者でも簡単な手順と加熱のコツ

果肉の取り出し方とアク抜きの基本
- 外皮をむき、白いワタは苦味が出やすいため、包丁で少し厚めに除く。ワタが残ると仕上がりに雑味が出やすいため、見た目よりも「苦味を防ぐ」ことを優先するのがポイント。
- 果肉を房から外し、薄皮(じょうのう膜)は可能な範囲で丁寧に取り除く。完全に取らなくても問題はないが、除くほど口当たりがなめらかになり、透明感のあるジャムに仕上がる。
- 鍋に果肉・砂糖・レモン果汁を入れ、軽く混ぜてから15分ほど置く。先に砂糖をなじませて果汁を引き出しておくことで、加熱時間を短縮でき、焦げ付きや煮詰めすぎによる失敗を防ぎやすくなる。
トロミの見極めと瓶詰めまでの流れ
- 中火で加熱し、全体がふつふつと沸騰し始めたら弱め中火に落とす。最初から弱火にすると水分が出にくく、逆に強火のままだと焦げやすいため、火加減の切り替えが重要。
- 表面に浮いてくる白っぽいアクをこまめに取りながら20〜30分煮る。アクを除くことで雑味が減り、色味もクリアに仕上がる。煮詰め具合は鍋底を木べらでなぞり、線が一瞬残る程度が目安。
- 冷やした皿に少量落とし、指でなぞったときにすぐ戻らず、流れがゆっくりであれば完成のサイン。ゆるく感じても、冷めるとトロミが増すため煮詰めすぎに注意。
- 熱湯消毒した瓶にジャムが熱いうちに詰め、すぐにフタを閉めて逆さにする。粗熱が取れるまでそのまま置くことで脱気でき、保存性が高まる。
皮だけで作る!日向夏マーマレードの簡単レシピ

苦味・アクを抑える下処理テクニック
- 皮はできるだけ細い千切りにし、繊維を断つようにカットする。その後、たっぷりの湯で下茹でを2回行う(各5分)。刻みを細かくすることで火が通りやすくなり、食感もやわらかく仕上がる。
- 下茹でのたびに湯をしっかり捨てることで、皮に含まれる苦味成分やアクを段階的に抜くことができる。苦味が気になる場合は、好みに応じて下茹で回数を1回増やして調整するのも有効。
圧力鍋を使った時短マーマレードの作り方
- 圧力鍋に皮と水を入れ、フタをして加圧5分加熱する。加圧後は火を止め、そのまま自然放置して圧を抜く。急冷せず自然に圧を下げることで、皮がやわらかくなり過ぎず、食感と香りを保ちやすい。
- フタを開けたら水気を調整し、砂糖を加えて弱火にかける。焦げ付かないよう混ぜながら約10分煮詰め、全体にツヤが出てきたら火止めの目安。※加圧時間が長すぎると柑橘特有の爽やかな香りが飛びやすくなるため、必ず5分を目安にし、煮詰め工程で風味を整えるのがポイント。
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鍋ごとの特徴と加熱管理のコツ

圧力鍋と普通鍋の違い・加熱時間の目安
| 鍋の種類 | 加熱時間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 普通鍋 | 20〜30分 | 初心者・香り重視 |
| 圧力鍋 | 10〜15分 | 時短したい人 |
ジャムの保存・活用アイデア

冷蔵・冷凍保存と賞味期限の目安
- 冷蔵:未開封で2〜3週間が目安。開封後は空気に触れることで劣化が早まるため、清潔なスプーンを使い、1週間以内を目安に食べ切ると安心。
- 冷凍:1〜2か月程度保存可能。製氷皿や小分け容器に分けて冷凍しておくと、必要な分だけ解凍でき、風味の劣化や再冷凍による品質低下を防ぎやすい。
朝食やお菓子に使えるアレンジレシピ
- ヨーグルト・トーストプレーンヨーグルトに添えれば酸味と甘みのバランスがよく、朝食やデザートに最適。トーストに塗る場合はバターやクリームチーズと合わせると、コクが加わり満足感がアップする。
- チーズケーキのトッピングレアチーズ・ベイクドチーズどちらにも相性がよく、爽やかな酸味が後味を軽くしてくれる。見た目の彩りも良く、手軽にカフェ風スイーツに仕上がる。
- 炭酸水+少量で爽やかドリンクグラスにジャムを小さじ1〜2入れ、炭酸水を注ぐだけで簡単フルーツドリンクに。暑い季節や食後のリフレッシュにおすすめで、ミントを添えると香りも楽しめる。
よくある失敗とその対処法

苦味が強い・固すぎる・カビが出た時の対応法
- 苦味が強い:皮の下茹で回数を1回増やす、もしくは皮の量を減らして調整する。特に白いワタが多く残っている場合は苦味が出やすいため、次回は下処理を丁寧に行うことで改善しやすい。
- 固すぎる:少量の水、または果汁を加えて弱火で再加熱する。無理に伸ばそうとせず、少しずつ水分を足しながら好みのトロミになるまで調整するのが失敗しにくい。
- カビ:見つけた時点で早めに廃棄するのが安全。主な原因は脱気不足や砂糖量が少なすぎたことによる保存性の低下で、開封後の取り扱いやスプーンの衛生状態も影響する。
まとめ
ニューサマーオレンジジャムは、下処理と加熱のポイントさえ押さえれば、ジャム作りに慣れていない初心者でも失敗しにくく作れる、爽やかな香りとやさしい酸味が魅力の柑橘ジャムです。
皮を使うか使わないかによって、苦味の有無や香りの立ち方、仕上がりの印象が大きく変わるため、食べるシーンや好みに合わせて調整できる自由度の高さも魅力といえます。
砂糖の割合や火加減、加熱時間、トロミの見極めを意識することで、苦味が強くなる、固くなりすぎるといった失敗を防ぎやすくなり、安定した仕上がりに近づきます。
さらに保存方法やアレンジ活用まで知っておけば、作った後も飽きることなく最後まで美味しく楽しめるので、ぜひ季節の手仕事として気軽に挑戦してみてください。


