バスクチーズケーキは、混ぜて焼くだけで作れる、失敗しにくいチーズケーキです。
表面は黒く香ばしく、中はとろっと半熟に仕上がるのが特徴で、お菓子作り初心者の方にも人気があります。
ただし、レシピによってはクリームチーズが中途半端に余ってしまうことも少なくありません。
この記事では、クリームチーズ200gとマスカルポーネ100gを使い、材料を無駄にせず作れるバスクチーズケーキレシピを紹介します。
なぜこの配合にしているのか、失敗しやすいポイントや焼き加減の見極め方まで、初めてでも迷わないように丁寧に解説しています。
完璧な仕上がりを目指さなくても美味しくなるのが、バスクチーズケーキの魅力です。
気軽に挑戦できるレシピを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
失敗しにくいバスクチーズケーキレシピとは

バスクチーズケーキは、見た目のインパクトとは裏腹に、実はとても失敗しにくいチーズケーキです。
混ぜて、流して、高温で焼くだけというシンプルな工程なので、お菓子作り初心者の方でも挑戦しやすいのが特徴です。
ここでは、なぜバスクチーズケーキが作りやすいのか、そして今回紹介するレシピの強みについて解説します。
バスクチーズケーキが初心者向きと言われる理由
バスクチーズケーキは、ベイクドチーズケーキの一種ですが、細かい作業が少ない点が大きな魅力です。
湯せん焼きやメレンゲ作りが不要なので、工程でつまずくポイントが少ないお菓子と言えます。
高温で一気に焼き上げるため、多少焼き色がついても「失敗」に見えにくいのも、初心者に向いている理由です。
表面はしっかり焼けていても、中はとろっと半熟に仕上がるのがバスクチーズケーキの正解です。
そのため、焼き加減に神経質になりすぎなくて済みます。
| 項目 | 一般的なチーズケーキ | バスクチーズケーキ |
|---|---|---|
| 焼成方法 | 低温〜中温 | 高温 |
| 見た目 | 均一な焼き色 | 黒く焼けてOK |
| 失敗の目立ちやすさ | 割れ・焼きムラが目立つ | 多少の焼きムラは気にならない |
このレシピで作るバスク風チーズケーキの特徴
筆者撮影 |
今回紹介するのは、一般的なバスクチーズケーキを少しアレンジしたバスク風チーズケーキレシピです。
最大の特徴は、クリームチーズ200gとマスカルポーネ100gを組み合わせている点にあります。
多くのレシピではクリームチーズを300g使用しますが、市販品は200g入りが主流です。
その結果、クリームチーズが中途半端に余ってしまうことがよくあります。
そこで、足りない100g分をマスカルポーネで補うことで、無駄なく作れる配合にしています。
マスカルポーネを加えることで、味わいがまろやかになり、口当たりもよりなめらかになります。
材料を無駄にせず、食感も良くなるのが、このバスク風チーズケーキの強みです。
クリームチーズを余らせない配合にした理由

バスクチーズケーキのレシピを見ると、クリームチーズ300gという配合をよく見かけます。
仕上がりとしては理にかなった量ですが、実際に作ろうとすると少し困る点があります。
ここでは、市販事情を踏まえた配合の考え方と、マスカルポーネを使う理由を解説します。
市販のクリームチーズはなぜ200gが多いのか
スーパーで手に入りやすいクリームチーズは、200g入りの商品が主流です。
そのため、300g使うレシピでは200gを2箱購入する必要があります。
結果として、100g分のクリームチーズが余ってしまいがちです。
クリームチーズは開封後の日持ちが短く、使い切れずに処分してしまうケースも少なくありません。
この「中途半端に余る問題」は、チーズケーキ作りでよくある悩みです。
せっかく手作りするなら、材料を無駄なく使いたいところですよね。
| 配合例 | 購入数 | 余りやすさ |
|---|---|---|
| クリームチーズ300g | 200g×2箱 | 100g余る |
| クリームチーズ200g | 200g×1箱 | 余らない |
マスカルポーネを加えると味と食感はどう変わるのか
不足する100g分を補うために使うのが、マスカルポーネです。
マスカルポーネは、クリームチーズに比べて酸味が少なく、乳脂肪分が高いチーズです。
そのため、バスクチーズケーキに加えるとコクが増し、全体がやさしい味わいになります。
口に入れたときのなめらかさも出やすく、半熟食感との相性がとても良いです。
クリームチーズのコクと、マスカルポーネのまろやかさを両立できる配合が、このレシピの狙いです。
風味のバランスが取れているので、バスクチーズケーキ特有の濃厚さはそのまま楽しめます。
材料を無理なく使い切れるだけでなく、仕上がりの満足度も高くなるのが、この配合の大きなメリットです。
バスク風チーズケーキの材料と下準備のポイント

バスクチーズケーキは工程がシンプルな分、材料選びと下準備が仕上がりを大きく左右します。
ここでは、今回のバスク風チーズケーキに使う材料と、失敗しにくくするための下準備のポイントを整理します。
事前に押さえておくだけで、混ぜる工程や焼成がぐっと楽になります。
材料一覧と代用できるもの・省略できるもの
まずは、直径15cm(5号型)1台分の材料です。
| 材料 | 分量 | 補足・代用 |
|---|---|---|
| クリームチーズ | 200g | 常温に戻す |
| マスカルポーネ | 100g | 省略不可 |
| グラニュー糖 | 70g | 上白糖でも可 |
| 卵 | 2個 | 室温に戻す |
| 生クリーム(35%) | 200ml | 動物性がおすすめ |
| 米粉 | 15g | 薄力粉でも可 |
| レモン果汁 | 15g | 省略可だが風味向上 |
| レモン果皮 | 1/2個分 | 省略可 |
米粉はグルテンが出ないため、口当たりをなめらかにしたい場合に向いています。
薄力粉でも作れますが、使用する場合は必ずふるってから加えてください。
レモン果皮は白い部分を削らないよう注意してください。
黄色い表面だけを使うことで、苦味を避けることができます。
仕上がりを左右する下準備で大切なこと
まず、クリームチーズとマスカルポーネは必ず常温に戻しておきます。
冷たいままだと、混ぜたときにダマになりやすくなります。
時間がない場合は、耐熱容器に移して電子レンジで10秒ずつ様子を見ながら温めます。
溶かすのではなく、指で押して柔らかいと感じる状態が目安です。
型にはクッキングペーパーを敷きます。
型の直径に高さの2倍以上を足した大きさに切り、くしゃくしゃにしてから軽く水で濡らします。
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こうすることで、型に密着しやすくなります。
下準備を丁寧に行うことで、混ぜる工程と焼成がスムーズになり、失敗のリスクを大きく減らせます。
最後に、オーブンはしっかり高温まで予熱しておきます。
バスクチーズケーキは高温スタートが重要なので、予熱不足には注意しましょう。
バスク風チーズケーキの作り方と工程ごとの注意点

ここからは、実際の作り方を工程ごとに解説します。
バスクチーズケーキは手順自体は簡単ですが、いくつか意識するだけで仕上がりが安定します。
それぞれの工程で「なぜそうするのか」を押さえて進めていきましょう。
混ぜる順番と空気を入れないコツ
まず、柔らかくしたクリームチーズとマスカルポーネをボウルに入れて混ぜます。
ゴムベラやホイッパーで、なめらかになるまで合わせてください。
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次に、グラニュー糖を加えて混ぜます。
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砂糖は一度に入れて問題ありませんが、底に残りやすいのでボウルの周りを意識して混ぜます。
レモン果汁と果皮を加えたら、全体になじむまで混ぜます。
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ここからは空気を含ませないよう、ゆっくり混ぜることが大切です。
卵は溶きほぐし、2〜3回に分けて加えます。
その都度、生地が分離しないよう静かに混ぜます。
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生クリームも同様に加え、全体が均一になるまで混ぜます。
泡立てる必要はないので、なめらかにつながるイメージで十分です。
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| 工程 | ポイント |
|---|---|
| 卵を入れる | 数回に分けて静かに混ぜる |
| 生クリームを入れる | 泡立てずなじませる |
焼成温度と時間の考え方
米粉を加えたら、ダマが残らないように全体を混ぜます。
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ここで生地が完成です。
型に生地を流し入れたら、1〜2cmの高さから軽く型を落として空気を抜きます。
表面に浮いた気泡は、ゴムベラや竹串でつぶしておきます。
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オーブンは260℃でしっかり予熱します。
生地を入れたら240℃に下げ、20分焼きます。
その後、前後を入れ替えて220℃でさらに10分焼きます。
高温スタートから徐々に温度を下げることで、表面をしっかり焼きつつ中をとろっと仕上げます。
焼き上がりの見極め方と冷まし方
焼き上がりの目安は、型を軽くゆすったときの動きです。
中央が液体のように揺れる場合は焼き不足です。
全体がぶるんと一体で動くようなら、焼き上がりのサインです。
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表面がしっかり色づいていても問題ありません。
焼き上がったら、型に入れたまま粗熱を取ります。
温かい状態でも、冷蔵庫で一晩冷やしても美味しく食べられます。
冷やすことで生地が落ち着き、よりなめらかな口当たりになります。
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バスクチーズケーキでよくある失敗と対処法

バスクチーズケーキは失敗しにくいお菓子ですが、初めて作ると不安になるポイントもあります。
ここでは、よくある失敗例とその原因、対処法をまとめます。
事前に知っておくだけで、落ち着いて作業できます。
ダマができる原因と防ぐ方法
生地にダマができる一番の原因は、クリームチーズが冷たいまま使われていることです。
冷たい状態だと、後から加える液体と混ざりにくくなります。
特に卵や生クリームを加えた後にダマが残ると、混ぜ直しが難しくなります。
防ぐためには、クリームチーズとマスカルポーネをしっかり常温に戻すことが大切です。
指で軽く押して、すっとへこむ程度が目安です。
もしダマが残ってしまった場合は、生地を一度こすことでなめらかになります。
無理に混ぜ続けるより、網でこした方が仕上がりは安定します。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| チーズが冷たい | 常温に戻す・レンジで軽く温める |
| 混ぜ不足 | 初期段階でなめらかにする |
焼きすぎ・焼き足りないときの見分け方
表面が黒く焼けていると、焼きすぎではないかと心配になるかもしれません。
しかし、バスクチーズケーキは表面がしっかり焼けているのが正解です。
焼きすぎのサインは、中まで固くなっている状態です。
切ったときに全体が均一に固まっていたら、火が入りすぎています。
一方、焼き足りない場合は、型を揺らすと中央が液体のように動きます。
その場合は、追加で数分ずつ焼いて調整します。
「全体がぶるんと揺れる」状態が、ちょうど良い焼き加減の目安です。
中が固まらないときの考え方
冷めた後も中が柔らかいと、失敗したと感じることがあります。
しかし、バスクチーズケーキは半熟食感が特徴のお菓子です。
冷蔵庫でしっかり冷やすことで、生地は落ち着きます。
切ったときに中心がとろっとしていれば、バスクチーズケーキらしい仕上がりです。
完全に固めたい場合は、焼き時間を延ばすとベイクドチーズケーキ寄りの食感になります。
好みに合わせて焼き加減を調整できるのも、このレシピの楽しさです。
バスクチーズケーキとはどんなチーズケーキなのか

ここまでレシピを紹介してきましたが、改めてバスクチーズケーキがどんなお菓子なのか整理しておきましょう。
特徴を知ることで、焼き色や食感に迷いにくくなります。
他のチーズケーキとの違いも見えてきます。
発祥と日本でブームになった理由
バスクチーズケーキは、スペインとフランスにまたがるバスク地方で生まれたチーズケーキです。
バルで提供されていた素朴なチーズケーキが元になっています。
日本では2018年頃からメディアで取り上げられ、一気に知名度が広まりました。
表面が黒く焼けたインパクトのある見た目と、とろっとした中身のギャップが人気の理由です。
「黒く焼けていても失敗ではない」という分かりやすさが、多くの人に受け入れられました。
他のチーズケーキとの違いと特徴
バスクチーズケーキは、ベイクドチーズケーキの一種です。
ただし、焼き方と食感に大きな違いがあります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ベイクドチーズケーキ | 中までしっかり火を通す |
| ニューヨークチーズケーキ | 濃厚でどっしり |
| バスクチーズケーキ | 表面は黒く、中は半熟 |
高温で焼き上げることで、香ばしさとクリーミーさを同時に楽しめるのが最大の特徴です。
焼き色や多少のムラも「味の一部」として楽しめるおおらかさがあります。
まとめ|気軽に作れるバスク風チーズケーキを楽しもう
今回は、クリームチーズ200gとマスカルポーネ100gを使ったバスク風チーズケーキレシピを紹介しました。
材料を余らせず、家庭でも作りやすい配合にしているのが特徴です。
バスクチーズケーキは、工程がシンプルで失敗しにくいお菓子です。
焼き色や食感に多少の幅があっても、それが美味しさにつながります。
完璧を目指さず、気軽に作れるのがバスクチーズケーキの魅力です。
温かいままでも、冷やしても美味しく楽しめるので、ぜひ自分好みの食べ方を見つけてみてください。
このレシピが、チーズケーキ作りを楽しむきっかけになれば嬉しいです。


