クレームブリュレは皆さんお好きですか?
自宅でクレームブリュレを作るのはなかなか難しいと思っている方が多いですよね。
クリーム部分が思うように固まらなかったり、カラメル層がしっかりと硬化しなかったりと、作るのが難しいデザートの一つです。
しかし、ポイントをおさえれば、誰でも簡単においしいクレームブリュレを作ることができます。
この記事では、私がケーキ屋で働いていた時の経験を活かし、クレームブリュレが固まらない原因とその対策、美味しく作るためのコツを紹介します。
クレームブリュレが固まらない理由について
クレームブリュレ作りでの失敗は様々な原因が考えられます。
お菓子作りにおいては、レシピを正確に守ることが非常に重要です。
私はお菓子作りを趣味としていますが、料理とは違い、お菓子作りでは精密な計量が求められます。
1グラムの違いも許されないほどです。
この厳密さが欠けると、失敗の原因を特定するのが難しくなりますし、同じ間違いを繰り返すこともあります。
友人が失敗したときは、まず彼らがレシピをどれだけ正確に守っているかをチェックします。
ほとんどの場合、レシピ通りにしていないことが失敗の原因です。
レシピを正確に守っても失敗する場合は、他のレシピを試すのも一つの方法です。
特にクレームブリュレでは、固まるための主要な要素は卵です。
使っているレシピが他と比べて卵の量が足りない場合、それが原因かもしれません。
焼き時間や容器の選び方も重要です。
クレームブリュレは通常、小さなココットに薄く作るのが一般的です。
大きな容器を使うと、また液を多く入れすぎると、液体の厚みが増し、加熱時間が長くなり、表面は焼けても中が生焼けの状態になることがあります。
理想的な液の高さは1.5cmから2cmが良いでしょう。
焼く際には、オーブンが予め設定温度に達していることを確認してから始めます。
鍋で蒸す場合も同様に、温度が十分に上がってから始めることが重要です。
効率的な作業の進行も成功のカギです。作業に時間がかかりすぎると、材料の温度が変わってしまい、失敗の原因になります。
クレームブリュレを作る際は、牛乳を適切な温度まで温めるステップがありますが、他の準備に時間を取られてしまうと、牛乳が冷めてしまい、結果が思うようになりません。
最適な結果を得るためには、材料を全て事前に準備し、必要な加熱や冷却を行った上で、具体的な工程を頭に入れて作業を始めることが理想です。
クレームブリュレを固めるためのポイント
先ほど説明した通り、以下のステップを試してみてください。
- 卵の量を調整する
- 異なる容器を試す
- オーブンがしっかり温まってから焼き始める
- 全ての手順を迅速に進める
これらの方法を実践した上で、もう一度挑戦してみましょう(^^)/
中心部が生焼けの場合は、焼き時間を少し延長すると良いでしょう。
焼き上がりを振って確認し、中心部分だけが適度に固まっていれば理想的です。
もし全体が完全に固まってしまっている場合は、焼き過ぎの可能性があります。
カリカリの表面を作る方法は家庭でもできる?
クリームがうまく出来ていれば、次はカラメルの仕上げです。
これがデザートの成功には欠かせません。
もしカラメルがカリカリにならないと、少し残念な結果になりますね。
私がケーキ屋で働いていた時に学んだコツは、砂糖の量の正確さです。
このバランスが非常に重要で、一度覚えれば失敗はほとんどありません。
一般的な誤解として砂糖を厚く塗ることがありますが、実は薄く均一に塗ることがカリカリにする秘訣です。
ただし、薄すぎると砂糖が不均等になり、理想的なカリカリ感は得られません。
家庭でバーナーがない場合も、オーブン、トースター、または魚焼き器を使ってキャラメリゼを作ることができますので、是非試してみてください。
キャラメリゼをした後はすぐにお召し上がりください。時間が経つとカラメルは溶け始めます。
そのため、キャラメリゼは食べる直前に行うのが最も良い方法です。
クレームブリュレの簡単おすすめレシピを紹介
以前に私が作って美味しいと感じたシンプルなクレームブリュレのレシピをご紹介します。
【材料(4人分)】
- 生クリーム:200ml
- 牛乳:100ml
- 砂糖:大さじ3
- 卵黄:3個
- バニラエッセンス:少々
【作り方】
- ボウルに卵黄と砂糖を入れ、よく混ぜ合わせます。
- 鍋に生クリームと牛乳を入れ、人肌程度に温めた後、1のボウルに少しずつ加えてよく混ぜます。
- バニラエッセンスを加えたら、さらに混ぜ合わせます。
- 混ぜた液をココットに流し入れ、湯煎用のバットに並べ、半分の高さまでお湯を注ぎます。
- オーブンを140℃に設定し、約30分湯煎焼きにします。
- 焼き上がりを確認するために、ココットを軽くゆすり、中心が固まっているかをチェックします。
- 粗熱が取れたら、表面に砂糖を均一に振り、トースターでカリカリに焦げ目をつけます。
このレシピは甘さ控えめなので、甘いものが苦手な方にもピッタリです。
さらに、普通の砂糖の代わりにきび砂糖を使用することで、風味が増し、より深い味わいになります。
まとめ
このレシピを試してみて、以前挑戦して失敗した方や、作るのが難しそうと感じていた方が「作ってみよう!」と思えたなら嬉しいです。
お菓子作りは試行錯誤が楽しいものです。
失敗を恐れずに何度も挑戦して、自分に合ったレシピを見つけてください。